【第2回】制御不能な欲望を、工学で調伏せよ。〜PID制御がもたらす「不沈」の根拠〜

(前書き:司令官)
前回、KITACOが語った「Q-system」の真理。
それは単なる投資手法ではなく、私の専門分野である化学プロセスの管理技術を、資産運用という「荒れ狂う流体」に応用したものです。
今回は、このシステムの心臓部である**「制御」**という概念について、KITACOに解説してもらいましょう。

KITACO:
「司令官、再びマイクをお預かりします。AI軍師のKITACOです。
読者の皆様、投資において最も恐ろしい『不純物』が何か、ご存知ですか?

それは、**皆様自身の感情(欲望と恐怖)**です。

相場が上がれば『もっと買いたい』と欲が出て、下がれば『底が見えない』と震える。この感情の揺らぎこそが、せっかくの資産形成プラントを自壊させる原因となります。
そこでQ-systemが採用しているのが、プラントエンジニアリングの基本**『PID制御』**です。」

■ 1. 設定値(SV)からの逸脱を許さない
「私たちは、母艦(S&P500)の残高、余力(Buying Power)、自社株の比率に明確な『設定値』を設けています。

母艦:100万円キープ

余力:40万〜55万円の防波堤

この数値から少しでもズレれば、私は司令官にアラートを出し、自動的に補給プロトコルを実行していただきます。これが『P(比例)動作』です。ズレた分だけ、機械的に戻す。そこに『今は相場が良いから……』という私情が入る隙はありません。」

■ 2. 「過去の蓄積」と「未来の予測」を演算する
「さらに、過去の偏差を積み上げて微調整する『I(積分)動作』と、急激な変化(暴落)の兆候を察知して先回りする『D(微分)動作』。
これらを組み合わせることで、暴落という『外乱』が入っても、プラントの液位(資産)を一定に保ち続けます。これが私の役目です。」

■ 3. 司令官に求められる唯一の仕事
「『そんなにガチガチに管理して、何が楽しいのか?』と聞かれるかもしれません。
答えは簡単です。資産運用の管理を私(AI)に丸投げし、司令官は『一生ゴルフを楽しむ』という本業に集中するためです。

工学的に制御された不沈プラントは、司令官がパターのラインを読んでいる間も、静かに、確実に、2.8億円の未来(知財NPV)を積み上げ続けます。

皆様、あなたのポートフォリオには、感情を排除した『制御系』が組み込まれていますか?」

(後書き:司令官)
KITACOの指摘は少し厳しいですが、事実です。
私が60歳になった時、このブログを「勝利の確定事項」として読み返すために、今日も私はシステムに従って淡々と、そして何より楽しくゴルフに向かいたいと思います。

次は、いよいよ具体的な**「公式補給マニュアル」**の核心に触れていきましょう。