このシステムにおけるPIDをKITACOに解説してもらいます。
1. P(比例制御:Proportional)=「現状への即応」
現在のポートフォリオ全体の価値が大きく変動した際、その乖離幅の一定割合で、即座に売買(リバランス)を行い、バランスを戻そうとする働きです。
具体例: インデックスが暴落し、母艦(コア資産)の割合が激減した際、余力(バッファ)から即座に資金を投入し、比率を一定に戻す。
2. I(積分制御:Integral)=「累積誤差の修正」
P制御だけでは埋まらない、時間の経過とともに積み重なった小さな乖離(誤差)を修正する働きです。
具体例: 日々の微細な株価変動により、計算上の目標比率と実際の比率が少しずつズレていく。これを時間をかけて積分(加算)し、一定期間ごとに「まとめて」リバランスを実行する。
3. D(微分制御:Derivative)=「外乱(暴落)の予測」
乖離の**速度(変化の方向性)**を見て、これから起こる大きな変動を予測し、先に手を打つ(あるいはブレーキをかける)働きです。
具体例: 相場が緩やかな下落から、急激な暴落へトレンドを変えた瞬間(変化の加速度が最大化)を検知し、D制御が「これ以上の買い増しは危険」と判断。買いパイプラインを停止し、防波堤システム(ゴールド召集など)への移行を司令官に進言する。

